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RPAの利用実態を可視化するアセスメントサービス、コムチュアが提供開始

ANDG CO., LTD.
2026年7月6日

企業内で運用するRPA(Robotic Process Automation)の利用状況や管理状態を調査・分析するサービスをITシステム開発のコムチュアが2026年6月25日に提供開始した。RPAの棚卸しや管理状況の評価を通じて報告書にまとめ、運用改善やITガバナンスの強化、AI(人工知能)活用に向けた業務・データ基盤の整備につなげる。同日に発表した。

 コムチュアの「RPAアセスメントサービス」は、企業が運用しているRPA(Robotic Process Automation)の利用状況や管理状態を調査・分析するサービス(図1)。管理体制が不十分なRPAや属人化した運用を洗い出し、企業のAI(人工知能)活用に向けた現状整理につなげられるという。

図1:コムチュアの「RPAアセスメントサービス」の概要

 サービスでは、RPAがどの業務を対象とし、どの頻度で稼働し、業務システムとどのように連携しているのかなどを、コムチュアのコンサルタントがヒアリングを実施。運用管理の実態や業務への影響を評価したアセスメント報告書としてまとめる。標準的なアセスメント期間は4週間である。

 報告書では、RPAごとに継続利用、見直し、廃止などの方向性を提示する。RPAの管理台帳を整備するとともに、短期から中長期までを見据えた改善ロードマップも提示する。

 具体的な評価は、以下の5ステップで進める。

ステップ1=事前準備・キックオフ :対象となる部門や拠点、業務範囲を定め、アセスメントの目的とゴールを顧客と合意する
ステップ2=ヒアリング・業務整理 :現場・業務の担当者をヒアリングし、自動化の対象となっている定型業務や候補となる業務の一覧を作成する
ステップ3=RPAの棚卸し・可視化 :稼働中のRPAを一覧化し、対象業務や実行頻度、業務への影響度を整理。併せて管理台帳を作成する
ステップ4=評価・管理状況の判定 :各RPAについて管理体制や運用方法、説明可能性などを評価し、管理状況を分類する。処理内容の複雑さや例外処理の有無、周辺システムとの連携状況なども確認する
ステップ5=整理方針・ロードマップ策定 :RPAの継続利用や廃止、再定義などの方針を整理し、短期〜中長期までのスコープで改善計画を提案する

 コムチュアは今後、本サービスを起点として、RPAの高度化や、AI技術とデータ活用を組みわせた業務変革を支援し、AX(AIトランスフォーメーション)の実現に向けた伴走支援を強化するとしている。

 コムチュアによると、定型業務の自動化手段としてのRPAは各部門が個別に導入するケースが多く、担当者の異動や退職によって管理者不在のまま運用が続くことも少なくない。「内部統制報告制度(J-SOX法)」やITガバナンスが求める業務プロセスの可視化と統制に対して、利用実態を把握する重要性が高まっているという。