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現場の作業映像から作業プロセスを可視化するサービス、CTCが開始

上田 羽純(DIGITAL X 編集部)
2026年8月26日

現場の映像から作業プロセスを可視化・分析するサービスを伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が開始した。ウェアラブルカメラや固定カメラで撮影した映像をAI(人工知能)技術で解析し、作業の流れやボトルネック、作業者ごとの差異などを明らかにする。業務の標準化や教育による品質・効率の向上などを支援する。2026年8月21日に発表した。

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の「ProcessLens」は、現場での作業状況を撮影した映像から、作業者の行動や作業内容、作業プロセスなどを可視化するサービス(図1)。作業の開始/終了や、機器の操作、確認作業、移動や待機といった動きをデータ化する。作業の流れやボトルネックになっている工程、品質や作業時間に影響する要因、担当者間の技能差などが把握できるとする。

図1:「ProcessLens」は現場の映像から作業状況や作業プロセスを可視化する

 例えば製造現場では、熟練者と非熟練者の作業手順や確認回数の違いから、品質や作業時間に影響する工程や行動を特定できるという。物流や保守の現場では、移動や待機が発生する箇所を分析することで業務全体の最適化が図れるとしている。

 映像は、作業者が身に付けるウェアラブルカメラや現場に設置する固定カメラで撮影する。業務プロセスの可視化では、各種システムの操作ログを元に分析するプロセスマイニングツールが利用されるケースが多く、ログが取得できるオフィス業務が主な対象になっている。映像を元にすることで、システムログによらない可視化・分析が可能になる。

 CTCによればさらに、現場業務の改善は、担当者へのヒアリングや目視確認など定性的な情報に依存しやすく、熟練者と非熟練者の差や、待機や手戻りが発生する箇所の把握も経験や勘に頼っている。

 CTCはこれまで、プロセスマイニングやタスクマイニングによる業務プロセス改善サービス「MiningLab」を提供してきた。ProcessLensによりプロセスマイニングの利用範囲をオフィス業務から現場業務へと拡張し、製造業や物流業など現場作業を伴う業界を中心に、3年間で50件の受注を目標にする。