• UseCase
  • サービス

第一興商、カラオケボックスをスポーツの観戦場所にするための実証実験を開始

DIGITAL X 編集部
2017年12月5日

カラオケボックス「ビッグエコー」を運営する第一興商は、カラオケボックスをスポーツのグループ観戦の場として利用するための実証実験を始めた。カラオケ用データを流しているネットワークを利用し、ボックス内のテレビにネット動画を配信する。2017年11月16日に発表した。

 スポーツ観戦では、思いっきり歓声を上げたいもの。だが、それが許される場所は、試合会場かパブリックビューイング会場くらいしかない。そこで第一興商は、カラオケボックスをスポーツのグループ観戦の場として提供することを検討している、

 そのための実証実験として、ビッグエコーの新橋烏森口店で11月19日の16時から、スポーツ映像の配信を試みた。配信したのは、サッカーJ2の今季最終戦となるカマタマーレ讃岐と名古屋グランパスの試合である。

 試合中継の画像は、スポーツ専門ネット動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」から配信を受け、カラオケ用データの送受信に利用しているネットワークを使ってボックス内のテレビに試合映像を映した。

 第一興商は今後も、ネットワーク環境などを提供するNTTコミュニケーションズと、引き続き実証実験を進める。技術的な課題を洗い出しながらノウハウを蓄積し、より快適にスポーツ映像を視聴できるようネットワーク環境を整備しながら事業計画を検討する。スポーツ観戦をビッグエコーで提供するサービスメニューに加えることを目指す。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名第一興商
業種サービス
地域東京都港区
課題グループでスポーツを観戦しながら自由に歓声を上げられる空間が少ない
解決の仕組みカラオケボックスのテレビにネット動画配信の画像を流す
推進母体/体制第一興商、NTTコミュニケーションズ
活用しているデータネット動画配信データ
採用している製品/サービス/技術スポーツ専門ネット動画配信サービス「DAZN」(英Perform Group)
稼働時期2017年11月19日から