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仏レンヌ市、都市の再開発/整備計画の立案に仮想3Dモデルを導入

DIGITAL X 編集部
2017年12月13日

フランスのレンヌ市は、都市の再開発や整備計画をの立案に、仮想3Dモデルを導入する。3Dモデルに都市で発生する各種データがリアルタイムで集まる仕組みを作ることで、より最適な都市計画の立案を目指す。システムを納入するDassault Systèmesが2017年11月21日に発表した。

 フランスのレンヌ市は近年、急速に発展している都市だ。そのペースは、フランス国内でも2番目に速いという。住宅地では、独自の雰囲気を保ちながらも複雑に成長してきており、新しい建造物を計画したり、上下水道や電力などの社会インフラの整備を計画したりすることが困難になっていた。

 そこで、都市の3Dモデルを作成することを決めた(図1)。3Dモデルには、都市の各所で発生するデータが集まるようにする。都市計画の立案関係者は、建築や増築などの際は、このモデルを参照・共有することで、それぞれの意見を交えながらの計画立案を可能にする。

図1:レンヌ市の3Dモデル

 導入するのは、仏Dassault Systèmesの「3DEXPERIENCity」。建造物の所有者や、建設業者などの関係者との意見交換も可能にする。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名フランス・レンヌ市
業種公共
地域レンヌ都市圏
課題急速かつ複雑に都市が発展しており、建築物の新築などの都市計画の計画実行が難しくなっていた
解決の仕組み都市圏の3Dモデルを構築。そのモデルに都市圏で発生する各種データを集積する
推進母体/体制フランス・レンヌ市、Dassault Systèmes
活用しているデータ都市圏の地形、建築物のデータ、都市の各地で発生する各種データなど
採用している製品/サービス/技術都市計画立案システム「3DEXPERIENCity」(仏Dassault Systèmes)
稼働時期不明