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メットライフ生命保険、領収書の写真を送るだけの給付金請求アプリを提供

DIGITAL X 編集部
2017年12月15日

メットライフ生命保険は、給付金請求専用のスマートフォン用アプリケーションの提供を開始した。同社の保険契約者は、同アプリを使って医療費などの領収書を撮影して送信すれば、最短1日で給付金を受け取れる。2017年11月28日に発表した。

 メットライフ生命保険が提供するのは「かんたん給付請求」というスマートフォン用アプリケーション。病気やケガで入院、通院した際に、医療機関が発行する領収書などを同アプリで撮影して送信すれば、入院給付金や通院給付金の請求手続きが完了する(図1)。手続き完了後は、最短1日で給付金が口座に振り込まれるという。

図1:メットライフ生命保険が提供を始めた「かんたん給付請求」。自身のアカウントでログインしたら、入院や通院の内容を指定し(左)、領収書などを撮影して送信すれば請求手続きが完了する(右)

 従来、給付金の請求には、請求書類を郵送で取り寄せ、必要事項を記入してから、領収書などを添えて郵送する必要があった。郵送後も、給付金が振り込まれるまでに9営業日ほどかかっていたという。保険契約者からは、「手続きをかんたんにしてほしい」「早く給付金を振り込んでほしい」という声が上がっていた。

 「かんたん給付請求」アプリでは、簡単な操作で手続きが完了する。手続き完了後の進捗状況もアプリから確認できる。メットライフ生命保険の事前た調査では、80%以上がこのアプリを使いやすいと回答したという。

 アプリは、米本社が開発した仕組みを日本市場向けにカスタマイズした。AndroidとiOSに対応し、無料でダウンロードできる。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名メットライフ生命保険
業種金融・保険
地域東京都千代田区
課題病気やケガで入院、通院したときの入院給付金や通院給付金の請求手続きが、書類集めなどで時間がかかり面倒なうえ、給付金が振り込まれるまでに時間がかかっていた
解決の仕組みスマートフォンアプリで医療機関発行の領収書など必要書類を撮影して送信する
推進母体/体制メットライフ生命保険
活用しているデータ保険加入者の保険内容のデータ、医療機関発行の領収書など支払いを証明するデータ
採用している製品/サービス/技術独自開発のスマートフォンアプリ
稼働時期2017年11月28日