• UseCase
  • サービス

ノルン水上スキー場、スタッフの最適配置に向けた位置把握システムをLPWAで実現へ

DIGITAL X 編集部
2018年1月18日

群馬県利根郡みなかみ町にあるノルン水上スキー場は、スタッフの最適配置に向けた位置把握システムの実証実験に取り組んでいる。LPWA(Low Power Wide Area)通信端末をスタッフが身に着け、各人の位置を管理者が把握できるようにする。システムを納入するマクニカネットワークスが2018年1月16日に発表した。

 実証実験では、スキー場のパトロールスタッフやリフトスタッフにLPWA(Low Power Wide Area)通信端末を携帯させる。それによりスタッフの現在位置をリアルタイムで把握し、人員配置の最適化を図りたい考え。

 たとえば、ゲレンデ外で遭難したスキー客や、ゲレンデ内の迷子の捜索に当たる人員を適切に割り当てられれば、より短時間にスキー客らを発見できると期待する。

 今後は、スキー場の来場者全員にLPWA通信端末を身に付けてもらい、遭難者や迷子をより短時間で発見できる体制を作ることも検討する。最寄り駅からスキー場までの送迎バスにもLPWA通信端末を搭載し、顧客がバスの現在位置をPCやスマートフォンで確認できるサービスの提供にもつなげたい考えである。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名ノルン水上スキー場
業種サービス
地域群馬県利根郡みなかみ町
課題ゲレンデ内の迷子や、ゲレンデ外で遭難した来場客を捜索する際の効率がなかなか上がらない
解決の仕組みスキー場のスタッフが位置情報を発信する小型無線端末を身に付ける
推進母体/体制ノルン水上スキー場、マクニカネットワークス
活用しているデータスキー場スタッフの位置情報
採用している製品/サービス/技術LoRaWAN対応小型無線通信端末、LoRaWAN基地局(マクニカネットワークス製)
稼働時期2018年1月11日~3月31日