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東京海上日動、働き方改革の自社経験を活かした「テレワーク保険」を開発

DIGITAL X 編集部
2018年1月24日

東京海上日動火災保険(東京海上日動)は、在宅勤務で発生しやすいトラブルに対応する「テレワーク保険」を開発し、2月1日から発売する。日本マイクロソフトの協力を得て開発したもので、2018年1月22日に発表した。

 東京海上日動火災保険(東京海上日動)の「テレワーク保険(正式名称は(特定危険担保特約付帯サイバーリスク保険)」は、在宅勤務時に会社から貸与されるモバイル対応のPCを対象に、各種損害への損害賠償金や原因調査費用などを補償するもの。たとえば、ウイルスに感染した際の調査費用や、PCを紛失し情報が漏えいした際の損害賠償金などを補償する。

 ただし販売は、Windows 10をプレインストールするPCに付帯する形を取る。テレワーク保険のみの購入はできない。テレワーク保険付きのPCがメーカー各社から順次販売される予定で、対象PCを購入すれば自動的に補償が付帯され、保険会社との契約手続きは不要である。

 テレワーク保険の開発に先立ち、東京海上日動自身が2017年10月に、働き方改革の一環として、全社員をテレワークの対象に拡大。グループ社員4万3000人にマイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft 365」を順次展開していく。Microsoft 365は、オフィススイートの「Office 365」とWindows 10、およびセキュリティ機能を提供する「Microsoft Enterprise Mobility + Security」のセット商品である。

 東京海上日動は今後、自社でのテレワーク導入経験を基に、働き方改革を目指す企業に対するサポートを、日本マイクロソフトと連携して提供したい考え。テレワーク保険は、その第1弾の位置付けである。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名東京海上日動火災保険
業種金融・保険
地域東京都千代田区
課題在宅勤務で社員が自宅で使用するPCのセキュリティの確保
解決の仕組みセキュリティ侵害などの被害に対応する保険商品の開発
推進母体/体制東京海上日動火災保険、日本マイクロソフト
活用しているデータ加入者が受けた損害のデータなど
採用している製品/サービス/技術「Windows 10」「Office 365」「Microsoft Enterprise Mobility + Security」(いずれも米Microsoft製)
稼働時期2017年2月