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トヨタ自動車、製造部門と販売部門で分かれていた需給管理システムを統合

DIGITAL X 編集部
2018年1月26日

トヨタ自動車は、製造部門と販売部門がそれぞれに運用してきた車両の需供予測システムを統合する。システムを納入するカナダKinaxisが1月23日に発表した。

 トヨタ自動車は、車両と部品の生産数をより厳密に管理するために、製造部門と販売部門が情報を共有できる体制を作る。顧客ニーズの変化に柔軟に対応することも目指す。

 そのために、これまで製造部門と販売部門がそれぞれに構築・運用してきた車両の需要と供給を予測するためのシステムを新システムに切り替え統合する。製造部門と販売部門の間での情報交換を促す。

 新たに導入するシステムはカナダKinaxisの「RapidResponse」。状況の変化を想定して、需要予測の変化を分析する「What-if」分析の機能を備えている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名トヨタ自動車
業種製造
地域愛知県豊田市
課題製造部門と販売部門のそれぞれが車両の需給を予測するシステムを構築し運用していたため、無駄な在庫が発生していた
解決の仕組み車両の需要と供給を予測管理するシステムの統合
推進母体/体制トヨタ自動車、キナクシス・ジャパン
活用しているデータ車両の生産、販売などに関するデータ
採用している製品/サービス/技術「RapidResponse」(カナダKinaxis製)