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イオン銀行とイオンクレジットサービス、顧客対応にAIによるテキストチャットを導入

DIGITAL X 編集部
2018年2月6日

イオン銀行とイオンクレジットサービスは、顧客からの問い合わせにAI(人工知能)を使ったテキストチャットで対応する仕組みを2018年1月30日から導入している。問い合わせ内容の傾向をつかみ業務改善につなげる。親会社のイオンフィナンシャルサービスと、サービスを提供するKDDIエボルバが1月30日に発表した。

 イオンフィナンシャルサービスの子会社であるイオン銀行とイオンクレジットサービスはこれまで、顧客からの問い合わせには、オペレーターとIVR(Interactive Voice Response:自動音声応答)が対応していた。ただ受付時間を、9時から21時までにしており、同時間帯に電話を掛けづらい顧客には対応できなかった。

 今回両社は、WebページにAI(人工知能)を使ったテキストチャットサービスを導入し、顧客からの質問を24時間365日受け付けられるようにした。顧客はPCやスマートフォンから質問を入力すると、AIが内容を分析し適切な答を返す(図1)。

図1:Webページの入力欄に質問を話し言葉で入力する

 テキストチャット導入に伴い、適切な問い合わせ先を案内するWebページ「ビジュアルIVR」も導入した(図2)。顧客は、ブラウザからアクセスするか、特定の電話番号にスマートフォンから電話をかければ、問い合わせ内容に応じて最適であろう回答手段、つまりオペレーターか、AI自動チャットサービスか、FAQページなどに誘導する。

図2:ビジュアルIVRから、適切な問い合わせ先を選択できる
デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名イオンフィナンシャルサービス(イオン銀行、イオンクレジットサービス)
業種金融・保険
地域東京都千代田区、東京都江東区
課題問い合わせ電話は営業時間中にしか受け付けていないため、夜間や休日、祭日は対応できなかった
解決の仕組みAI(人工知能)を活用したテキストチャットを導入し、無人で24時間365日受け付ける
推進母体/体制イオンフィナンシャルサービス、KDDIエボルバ
活用しているデータ不明
採用している製品/サービス/技術「自動チャットサービス」(KDDIエボルバ製)
稼働時期2018年1月30日から