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Korea Telecom、コネクテッドカー向け通信サービスに埋込み型SIMを採用

DIGITAL X 編集部
2018年3月12日

韓国最大の通信事業者であるKorea Telecomは、コネクテッドカー向け通信サービスに埋込み型SIM(eSIM)を採用する。自動車メーカーが製造時に組み込んだeSIMに対し、遠隔で加入者情報を書き込み通信回線を提供する。eSIM提供するオランダのジェムアルトが2018年3月6日に発表した。

 Korea Telecomはコネクテッドカーに向けた通信サービスを「GiGA drive」の名称で提供する。同サービスに埋込み型SIM(eSIM)を採用した。eSIMは、GSMAの標準規格「Remote SIM Provisioning」に沿って、加入者情報を遠隔で書き込めるもの。自動車メーカーはクルマの製造時にeSIMを組み込んで出荷し、販売後に加入者情報を書き込むことでコネクテッドカーとしての利用を可能にする。

 従来、モバイル通信サービスを提供するには、電話番号などの加入者情報を事前に書き込んだSIMカード(Subscriber Identity Module Card)を用意し、携帯電話などの通信機に挿し込む必要があった。この仕組みでは、携帯電話をクルマにつなぐか、どこかの段階でSIMカードをクルマの通信機器に挿し込まねばならず、手間がかかり使い勝手も悪かった。

 なおKorea Telecomは「GiGA drive」の回線管理においても、蘭ジェムアルトのサービス「IoT Connectivity Solution」を利用する。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名韓国Korea Telecom
業種通信
地域大韓民国・京畿道城南市盆唐区
課題自動車に通信サービスを提供するには、加入者情報を書き込んだSIMカードを装着しなければならない
解決の仕組み遠隔操作で加入者情報を書き込める埋込み型SIM(eSIM)を利用する
推進母体/体制韓国Korea Telecom、オランダGemalto
活用しているデータ携帯電話回線の加入者情報
採用している製品/サービス/技術埋込み型SIM、携帯電話回線管理サービス「IoT Connectivity Solution」(オランダGemalto製)
稼働時期不明