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インドの物流業向けデータ分析会社のDMICDC Logistics Data Services、データ分析基盤をHadoopで構築

DIGITAL X 編集部
2018年5月21日

インドで物流分野のデータ分析サービスを提供するDMICDC Logistics Data Servicesは、データ分析業務の効率を高めるために、Hadoopベースのデータ分析基盤を導入した。DMICDCに出資し、システムを納入したNECが2018年5月18日に発表した。

 DMICDC Logistics Data Servicesは、インド国内の物流に関する各種データを収集・分析し、データの可視化を手がける企業。インドのデリー・ムンバイ間産業大動脈開発公社(Delhi Mumbai Industrial Corridor Development Corporation)とNECの合弁会社である。インド国内の港で荷揚げ・荷積みされた800万台以上のコンテナを取り扱い、10カ所の港湾を管理・運営する。インド国内のコンテナ取扱量の70%をカバーする。

 同社は現在、物流業者のリードタイム短縮や、在庫削減、製造業者の生産計画改善を目的とした「Logistics Data Bank」プロジェクトを推進している。その一環として、新たなデータ分析基盤を導入し、分析業務の効率化を図る。

 新しい分析用基盤では、これまで手作業で2週間かかっていた月次/年次レポートの作成がワンクリックで終わるなど、データ分析工数のおよそ70%を削減できた。分析レポートを短時間で顧客に提供でき、顧客企業は受け取った分析結果を業務にいち早く反映できるようになった。

 分析用基盤では、分析モデルの開発からレポート作成までを共通の画面で操作できるようにした。データ分析担当者とエンジニアの連携がスムーズになり、業務効率が高まったとしている。

 導入した分析基盤は、NECが開発した「Data Platform for Hadoop」。Hadoopのディストリビューションの1つである「Hortonworks Data Platform」をベースに、ビッグデータ分析用に最適化している。

 今後は、基盤を拡張し、リアルタイムデータの取り込みや予測分析などの機能を強化する予定。これにより、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)センサーなどのデータを分析し輸送経路を最適化するといった新たなサービスを顧客に提供するとしている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名インドDMICDC Logistics Data Services
業種物流
地域インド・ニューデリー
課題手作業で処理していた業務を自動化するなど、データ分析にかかる工数を削減し、エンジニアとデータ分析担当者の連携を強化したい
解決の仕組みビッグデータ分析に最適化したデータ分析基盤を導入し、共通の操作画面で分析モデルの開発からレポート作成までの操作をできるようにした
推進母体/体制DMICDC Logistics Data Services、NEC
活用しているデータ顧客の在庫データや生産計画のデータなど
採用している製品/サービス/技術データ分析ソフトウェア「Data Platform for Hadoop」、データ分析ソフトウェア導入サービス「データインテグレーション・分析サービス」(NEC製)
稼働時期不明