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イオンクレジットサービス、手のひらをかざすだけのカードレス決済をミニストップで実証実験
2018年8月7日
イオンクレジットサービスは2018年9月から、手のひら静脈認証を利用したクレジットカードのカードレス決済の実証実験をミニストップの一部店舗で開始する。来店客はクレジットカードを取り出すことなく決済を済ませられる。2018年7月12日に発表した。
ミニストップでの実証実験は、イオングループの従業員を対象に実施する。参加者は事前に、イオンクレジットが発行するクレジットカード「イオンカード」の情報と、自身の手のひら静脈のパターン情報を登録し紐付ける。
商品の精算時には、自身の生年月日を入力した後、レジカウンターに設置してあるセンサーに手のひらをかざせばよい(図1)。クレジットカードを提示する必要がないため、精算がスムーズに進むと考えている。
手のひら静脈による認証には、富士通の技術を採用した。生体認証技術の中でも認証制度が高いことのほか、センサーと手のひらが接触せず衛生的であること、体内にある静脈は外的影響によって変化することがほとんどないこと、さらに偽造が困難ということを評価した。
イオンクレジットサービスは、スマートフォンを活用したクレジットカード決済サービスが普及しつつある中で、来店客がより便利に、より安全に利用できるクレジットカード決済の手段を模索していた。今回の実証実験の結果を検証し、イオングループ各社で手のひら静脈認証が利用できる店舗を順次拡大していく予定である。
企業/組織名 | イオンクレジットサービス |
業種 | 金融・保険 |
地域 | 東京都千代田区 |
課題 | コンビニエンスストアでのクレジットカード決済は精算待ちの来店客を待たせることがあり、より便利で、より安全な決済手段が必要だった |
解決の仕組み | クレジットカード情報と、所有者の手のひらの静脈情報を紐づけることで、カードを取り出すことなく手のひら静脈認証で決済できるようにする |
推進母体/体制 | イオンクレジットサービス、富士通 |
活用しているデータ | クレジットカード情報、カード所有者の手のひら静脈情報など |
採用している製品/サービス/技術 | 手のひら静脈センサー、認証システム(富士通製) |
稼働時期 | 2018年9月 |