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寝屋川市、児童の安全確認に向け市立小の1年生にGPS端末を無償貸与
2018年9月14日
児童の安全をスマートフォンやPCから確認できるようするため、大阪府寝屋川市は2018年9月から市立小学の1年生にGPS端末を無償で貸与し始めた。2018年8月31日に発表した。
寝屋川市が無償貸与するのは、GPS(全地球測位システム)センサーと無線通信機能を内蔵したデバイス。大きさは90×52×21mmで、スマートフォンよりも小さく、やや厚い(図1)。無線通信にはLPWA(Low Power Wide Area)の「Sigfox」を採用している。
GPS端末を貸与された児童の保護者は、スマートフォン用アプリかPCのWebブラウザーを使って子供の現在位置を確認できる。画面には、児童が一定時間ごとに通ってきた経路も表示する。
地図上で任意の範囲を指定すると、その範囲に児童が入った、あるいはその範囲から出たときに、保護者にメールで通知する機能もある(図2)。児童が危険な地域に立ち入ったり、自宅から遠く離れた場所に移動してしまったりを即座に検知できるため、適切な対処を早期に取れるとしている。
GPS端末を無償貸与する対象は寝屋川市立小学校に通う1年生の保護者。貸出期間は小学2年生の修了までの予定である。
企業/組織名 | 大阪府寝屋川市 |
業種 | 公共 |
地域 | 大阪府寝屋川市 |
課題 | 児童の安全を確保するために、現在位置をいつでも確認できるようにしたい |
解決の仕組み | LPWA通信機能を備えるGPS端末を小学1年生と小学2年生の児童に持たせる |
推進母体/体制 | 大阪府寝屋川市、DG Life Design、京セラコミュニケーションシステム |
活用しているデータ | 児童の位置データ |
採用している製品/サービス/技術 | GPS端末(DG Life Design製)、LPWA無線通信サービス「Sigfox」(仏Sigfox製) |
稼働時期 | 2018年9月 |