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阪急阪神百貨店、スマートミラー使いカスタマイズしたバッグの仕上がりを注文前に確認可能に

DIGITAL X 編集部
2018年9月14日

阪急阪神百貨店は、阪急うめだ本店を2018年8月29日にリニューアルオープンしたのに合わせ、バッグ売り場にスマートミラーを導入した。イニシャルを入れるなどカスタマイズの仕上がりイメージを注文前に確認できる。スマートミラーを納入したジーエルシーが2018年9月4日に発表した。

 阪急うめだ本店が導入したスマートミラーは「スマートミラー2045」(ジーエルシー製)。基本ソフトウェア(OS)にAndroidを採用し、各種アプリケーションをインストールすることで、さまざまな用途に利用できる(図1)。

図1:阪急うめだ本店のバッグ売り場とスマートミラーの設置イメージ

 バッグ売り場では、ワッペンを貼り付けたりイニシャルを刺繍したりのカスタマイズ実施時に、仕上がりイメージを注文前に確認できるようにした。注文前のイメージと実際の仕上がりが異なるというトラブルを減らせると期待する。

 同スマートミラーはWebアプリとも連動している。スマートフォン上でシミュレーションしたり、シミュレーションした結果をSNS(ソーシャルメディア)へ投稿したりができる。QRコードを読み取れば、オンラインショップでバッグを購入することも可能だ。

 阪急うめだ本店では、実物がない個別オーダー商品は提案しにくいと考えていた。スマートミラーの導入によって、実物に近い仕上がりイメージを確認できるようになり、購入につながる例が増えたとしている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名阪急阪神百貨店
業種流通・小売り
地域大阪市北区
課題個別オーダー品の仕上がりイメージを明確に提示できないため、提案が難しかった
解決の仕組みスマートミラーに個別オーダー品の仕上がりイメージを表示して顧客に提示する
推進母体/体制阪急阪神百貨店、ジーエルシー
活用しているデータバッグの画像データ、オーダー内容のデータ
採用している製品/サービス/技術スマートミラー「スマートミラー2045」(ジーエルシー製)
稼働時期2018年8月29日