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ノーリツ、給湯器の無線LAN対応リモコンのサービス基盤にIoT基盤を導入
2018年9月28日
給湯器などの住宅設備メーカーのノーリツは、2018年9月に発売した無線LAN対応給湯器リモコンを制御するためにIoT(Internet of Things:モノのインターネット)基盤を導入した。基盤ソフトウェア「Toami」を提供した日本システムウエア(NSW)が2018年9月12日に発表した。
ノーリツが2018年9月に発売した「RC-G001EW」は無線LAN対応の給湯器リモコン。家庭用無線LANルーターなどを経由して、スマートフォンと通信できるため、スマートフォン用の専用アプリから給湯器を操作したり、入浴状況などを確認できる(図1)。
携帯電話回線を経由しての外部からのアクセスでは、湯張りや、追い焚き、床暖房の運転・停止を操作できる。湯の使用量や浴室の温度を1時間単位でグラフ化し、戸外から確認することも可能だ。浴室の入退室が分かるので遠隔地からの見守りにも利用できるとする。
これらの機能を実現するために、日本システムウエア(NSW)が提供するIoT基盤「Toami」を採用した。湯の使用量や浴室温度などのデータをToamiに蓄積しての可視化や、携帯電話回線からのリモコン操作に利用している。Toamiは米PTCが開発・販売するIoTプラットフォーム「ThingWorx」を使ったIoTアプリケーションの開発・実行環境である。
企業/組織名 | ノーリツ |
業種 | 製造 |
地域 | 神戸市中央区 |
課題 | 無線LAN対応の給湯器リモコンを外出先から操作可能にしたい |
解決の仕組み | インターネット上のIoT基盤を利用して遠隔操作やデータ蓄積などの機能を持たせた |
推進母体/体制 | ノーリツ、日本システムウエア(NSW) |
活用しているデータ | 給湯器の稼働データ、浴槽の給湯温度などのデータ |
採用している製品/サービス/技術 | IoT基盤サービス「Toami」(NSW製) |
稼働時期 | 2018年9月 |