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韓国の中小ベンチャー企業部、半導体スタートアップの支援策に英Armの知財提供プログラムを採用
2020年5月15日
韓国政府の中小ベンチャー企業部(MSS:Ministry of SMEs and Startups)は、半導体スタートアップ企業が支援策として、英Armが提供する「Arm Flexible Access」を採用した。Armの半導体設計資産(IP:Intellectual Property)を利用したSoC(システム・オン・チップ)の設計が可能になる。Armの日本法人が2020年4月22日に発表した。
韓国政府の中小ベンチャー企業部(MSS:Ministry of SMEs and Startups)は今回、英Armと複数年契約による「Arm Flexible Access」の導入に合意した。MSSは今後、毎年選出する10社の半導体スタートアップ企業にArm Flexible Accessの利用権を供与する。
Arm Flexible Accessは、ArmのIP(Intellectual Property)を正式なライセンスを取得する前に自社製品の設計への利用を認めるプログラム。ライセンス料は生産段階における利用分に対してのみ発生する。これにより半導体スタートアップ企業は、SoC(システム・オン・チップ)を初期負担なしに設計し事業開発プロジェクトを進められることになる。
MSSの朴 映宣(パク・ヨンソン)長官は、Armとの合意について「韓国内のファブレス企業にとってイノベーションと成長の大きな原動力になる」と述べている。
Armによれば、Arm Flexible Accessは2019年7月の開始以降、週1回のペースで半導体関連企業に採用されている。
企業/組織名 | 韓国の中小ベンチャー企業部(Ministry of SMEs and Startups、MSS) |
業種 | 公共 |
地域 | 韓国 |
課題 | 韓国の半導体スタートアップ企業の成長を支援したい |
解決の仕組み | MSSが英Armの「Arm Flexible Access」の導入に合意し、毎年10社を選んでいるスタートアップ企業に対しArmのIP(Intellectual Property)を設計段階で利用できるようにする |
推進母体/体制 | 韓国の中小ベンチャー企業部、Arm Korea |
活用しているデータ | 直接的にはなし |
採用している製品/サービス/技術 | IP(Intellectual Property)の特別ライセンス制度「Arm Flexible Access」(英Arm製) |
稼働時期 | 2020年4月 |