• UseCase
  • 流通・小売り

牛たん専門店のねぎし、店舗での業務負荷を削減するために自動発注サービスを導入

DIGITAL X 編集部
2022年4月15日

「牛たん・とろろ・むぎめし ねぎし」を運営するねぎしフードサービスは、店舗での業務負荷を削減に向け、AI(人工知能)技術を使用した自動発注サービスを導入した。自動発注サービスを提供したインフォマートらが2022年1月11日に発表した。

 ねぎしは、牛たん専門店「牛たん・とろろ・むぎめし ねぎし」を運営する企業。全店舗で2021年10月から自動発注サービスを運用している。年間3400時間を超える従業員による発注業務の負荷を軽減しコア業務に集中できるようにするとともに、食品ロスを可視化する。

 ねぎしではこれまで、店舗の担当者が経験に基づいて来客数を予測し、必要な食材の数量を計算していた。発注業務が担当者に依存し、店舗ごとの発注数量にばらつきが生じ、各店舗に食材を提供するセントラルキッチンにおける製造計画にも影響が生じていた。

 自動発注サービスでは、来客数やメニューの販売数をAI(人工知能)技術を使って予測し、食材の発注数を算出する。その結果に、発注から納品までの日数を加味したうえで食材を自動で発注する。

 自動発注サービスの導入に伴い、メニュー数から必要な食材の料を割り出すための基礎情報となるレシピ情報を作成するサービスも導入した。レシピ情報は、店舗ごとのレシピ原価の可視化や調理工程の管理・共有にも利用する。

 自動発注サービスには「HANZO自動発注」(Goals製)を、レシピ情報サービスには「メニューPlus」(インフォマート製)をそれぞれ利用している。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名ねぎしフードサービス
業種流通・小売り
地域東京都新宿区(本社)
課題店舗からセントラルキッチンへの発注業務が店舗の担当者任せになっており、発注数がばらつく上に店頭業務の負担になっている
解決の仕組み自動発注サービスを使って、来店客数やメニューの販売するから必要な食材を自動で発注する
推進母体/体制ねぎしフードサービス、インフォマート、Goals
活用しているデータ来客数、メニューの販売数、発注から納品までの日数、レシピ情報など
採用している製品/サービス/技術需要予測型自動発注クラウドサービス「HANZO 自動発注」(Goals製)、レシピ作成・管理システム「メニューPlus」(インフォマート製)
稼働時期2021年10月