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ミスターマックス、商品棚をロボットで撮影しデジタルツインを構築する仕組みを実証

DIGITAL X 編集部
2026年2月24日

総合ディスカウントストアのミスターマックスは、商品棚の状況をロボットを使って可視化する実証を2026年3月から開始する。ロボットが撮影した画像から陳列状況を把握し、欠品や陳列乱れを早期に発見できるようにするのが目的。画像認識エンジンを提供するサイバーリンクスが2026年2月17日に発表した。

 総合ディスカウントストアのミスターマックスが開始するのは、商品棚の状態をロボットでリアルタイムに可視化する実証実験。店内を撮影した画像をAI(人工知能)技術で解析し商品棚のデジタルツインを構築することで、スタッフが巡回しなくても欠品や陳列の乱れを早期に発見できるようにする。実証は福岡市にあるミスターマックス吉塚店で2026年3月から開始する。

 実験では、ロボットが店内を巡回し、棚ごとの位置情報を紐づけながら商品棚を撮影する。その画像を画像認識技術により解析し、商品画像データベースや棚割データを参照しながら商品棚のデジタルツインを構築する。

 デジタルツインから商品の有無や陳列位置を判別し、その結果をデータベースに格納する。欠品や陳列の乱れに加え、プライスカードとの不一致といった売価表示ミスも検知し、販売機会の損失防止につなげる。

 商品棚を撮影するロボットにはマルチユース型ストアロボット「Armo」(MUSE製)を利用し、デジタルツインの構築には、AI画像認識エンジン(サイバーリンクス製)と商品画像データベース「Mdbセンタ」(同)、棚割システム「店POWER」(同)を利用する。

 実験開始後は、画像認識エンジンの精度を高めながら商品画像データベースの拡充を図るとともに、対象売場を拡大する計画だ。将来的には、商品の陳列位置情報を顧客向けアプリケーションに提供し、探している商品に最短でたどり着けるようなサービスの提供も検討する。サイバーリンクスとMUSEは、この仕組みを商品化し展開したい考えだ。

 サイバーリンクスによれば、ディスカウントストアは数万点規模の商品を扱っており、商品を探したり欠品の有無を確認したりといった作業が店舗運営の負担になっている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名ミスターマックス
業種流通・小売り
地域福岡市(ミスターマックス吉塚店)
課題数万点の取り扱い商品が店内のどこにあるかを探したり、欠品の有無を確認したりする作業が店舗運営の負担になっている
解決の仕組みロボットで商品棚を撮影し、画像認識により商品の欠品や陳列の乱れ、売価表示の間違いなどをリアルタイムに可視化する
推進母体/体制ミスターマックス、サイバーリンクス、MUSE
活用しているデータ商品棚の撮影画像、商品画像データベースと棚割システムのデータ
採用している製品/サービス/技術AI画像認識エンジン(サイバーリンクス製)、商品画像データベース「Mdbセンタ」(同)、棚割システム「店POWER」(同)、マルチユース型ストアロボット「Armo」(MUSE製)
稼働時期2026年3月(実証実験の開始時期)