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三菱UFJ信託銀行、業務ナレッジ活用に向け非構造化データを統合する基盤を構築
三菱UFJ信託銀行は、業務システムに分散していた非構造化データを統合するための基盤を構築した。AI(人工知能)技術の活用を前提にデータからナレッジを抽出し、意思決定の高度化につなげる。ストレージサービスを提供した米Box日本法人が2026年3月17日に発表した。
三菱UFJ信託銀行は、DX(デジタルトランスフォーメーション)戦略において「業務基盤の強靱化」を柱に、システムのモダナイゼーション、サイバーセキュリティ、オペレーショナル・レジリエンス、AI(人工知能)活用などの総合的なアクションプラン「MUTB-DX」を策定している。
その一環で、各業務システムの非構造化データを統合し、横断的に活用するための基盤を構築した。種々のデータをAI技術で分析し、業務に関するナレッジを抽出して意志決定に利用するのが目的だ。
三菱UFJ信託銀行 執行役員 デジタル戦略部 部長の多木 嘉一 氏は「ナレッジマネジメントは課題解決力の源泉であり、その中核となる非構造化データの管理基盤の刷新は不可欠な取り組みだった」と強調する。
新基盤では、複数システムに分散しているデータをクラウド上に集約し、組織横断での検索・参照・再利用を可能にする。アクセス制御に基づく統制を徹底し、監査機能によってガバナンスの強化を図る。さらに、主要な業務アプリケーションとの連携を前提に、業務プロセスの改善も進める。
AIネイティブ企業への変革が求められる中、同行は市場部門やリテール領域の事業などの業務にAI技術を取り入れている。全社でAI技術を展開する上ではセキュリティと活用の両立が課題となっていた。
基盤は、ストレージサービス「Box」(米Box製)を採用した。「高度なセキュリティと他システムとの連携、AI機能などの拡張性を持ち、利便性と安全性を両立できる」(多木氏)点を評価した。
| 企業/組織名 | 三菱UFJ信託銀行 |
| 業種 | 金融・保険 |
| 地域 | 東京都千代田区(本社) |
| 課題 | 業務システムごとに分散していた非構造化データを統合し、セキュリティとガバナンスを確保しながら全社で横断的に活用できる環境を整備し、ナレッジを意思決定に生かししたい |
| 解決の仕組み | クラウド型のストレージーサービスを基盤に、分散したデータを一元管理する。アクセス制御や監査機能で統制を強化しながら、AI技術によるデータ分析を通じて業務ナレッジを抽出・活用する |
| 推進母体/体制 | 三菱UFJ信託銀行、米Box日本法人 |
| 活用しているデータ | 複数システムに分散している非構造化データをはじめとした業務データ |
| 採用している製品/サービス/技術 | ストレージサービス「Box」(米Box製) |
| 稼働時期 | -- |