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IoT(Internet of Things)
2017年9月18日
モノのインターネット
PCやスマートフォンといったIT機器だけでなく、様々なモノをインターネットにつなげるための仕組み、あるいは、それにより大量のデータを収集し、それを分析することで、現状に即した最適解をフィードバックするための仕組みのこと。モノのインターネットと訳される。
1999年にRFID(ICタグ)のエンジニアだったケビン・アシュトン氏が提唱したとされる。当時、ICタグは商品の1つひとつを管理するための仕組みとして研究開発され、倉庫や店舗など限られた空間で利用され始めていた。これをインターネットになぞらえたのがアシュトン氏のIoTである。
モノ(機械)をインターネットにつなぐことから「M2M(Machine to Machine)」と呼ぶこともあるが、M2Mがより通信手段に視点があるのに対し、IoTは収集したデータや、その分析からのフィードバックに視点がある。
ちなみに国際電気通信連合(ITU)は同連合の150周年記念式典において、組み込み用システム「TRON」を1984年から提唱してきた日本の坂村健氏に対し、「IoTのコンセプトの最初の提唱者」として「ITU150周年賞」を授けている。