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ドローンの運行支援やパイロット養成のサービス、ミライト・テクノロジーズが提供

志度 昌宏(DIGITAL X 編集長)
2017年10月10日

ドローンの運航サービスとパイロットの育成サービスを、ミライト・ホールディングス傘下のミライト・テクノロジーズが2017年10月1日から開始している。そのためにドローン事業部を設置したほか、空撮技研(香川県観音寺市)とFuture Dimension Drone Institute(FDDI、岡山県和気郡)と提携した。

 運航サービスは、企業などがもつドローンをミライト・テクノロジーズのパイロットが操縦するもの。機体のメンテナンスも実施する。そのほか、ドローンによる空撮や測量といった形でも受託する。ミライト・テクノロジーには現在、10人のドローンパイロットがおり、うち3人がJUIDA(日本UAS産業振興協議会)の認定インストラクターである。

 一方のパイロット育成サービスでは、基本操縦と実業務の操縦とに分けてコースを用意する。基本操縦では、JUIDA認定コースとアドバンスコースを、実業務に向けては空撮コースと写真測量コースを、それぞれ用意する。

 提携した空撮技研は、風景撮影や農薬散布でのドローン運航の実績があり、全国各地に撮影体制を保有する。一方のFDDIは和気市と包括提携しドローンスクールを展開している。パイロット育成サービスにおいて自然環境が必要な場合はFDDI社との共催を予定する。

 ミライト・テクノロジーズは2017年4月、国土交通省の「革新的河川管理プロジェクト」において「全天候型ドローン」の開発チームに選定され、強風や雨天でも飛行できるドローンシステムの開発を進めている。ドローンシステムの販売を前に、運航サービスやパイロット育成サービスを開始した。

 サービスの利用料金は、運航サービスが個別見積もり、パイロット育成サービスは、JUIDA認定の3日間コースが27万円(税別、以下同)、4日間コースが32万円。アドバンストは、2日間で18万円、スキルチェック込みの3日間コースが23万円。ビジネスコースは料金設定中としている。