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民泊運営を支援するIoTシステム、楽天コミュニケーションズとSQUEEZEが提供

DIGITAL X 編集部
2018年2月9日

民泊の運営を支援するためのIoT(Internet of Things:モノのインターネット)システムを楽天コミュニケーションズとSQUEEZEが開発した。SQUEEZEの顧客向けに提供する。2018年2月1日に発表した。

 開発した「あんしんステイIoT」は、民泊を行うのに必要な業務を省力化するためのサービス群。鍵の管理や、宿泊者名簿の作成、本人確認、騒音検知、チェックアウトなどの業務を、インターネットに接続する機器を使って軽減する。たとえば、チェックイン時の本人確認は、部屋に設置したタブレット端末で顔写真を撮影。遠隔地からスマートフォンなどで確認できる。

 鍵の管理では、部屋にスマートロックを設置し、有効期限付きの鍵をスマートフォンなどに送信する。電子的な鍵に有効期限を設定することで、部屋の継続利用や鍵の持ち去りなどを防げる。種々の機器を利用すれば、民泊の運用業務をおよそ3分の1に削減できるという(図1)。

図1:IoT端末を活用して、民泊業務の効率を上げる

 スマートロックやタブレットなど機器の利用履歴データは、楽天コミュニケーションズのデータセンターで蓄積し、そのデータから自動的に法律・省令・条例に則った宿帳や宿泊者名簿を自動的に作成する。作成したデータはSQUEEZEの民泊施設管理システム「suitebook」に送信する。

 両社は今後、あんしんステイIoTと種々のサービスの連携を進める。さらに、ブロックチェーンなどの先端技術を応用して、セキュリティ強度を高めながら便利に使えるシステムを目指すとしている。