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保険業界に向けたブロックチェーンの実証環境、NTTデータが無償提供

DIGITAL X 編集部
2018年2月26日

保険業界における関連企業間の文書共有をブロックチェーンを使って実現する実証する環境をNTTデータが無償で提供を始めた。2018年2月19日に発表したもので、2018年9月まで提供する予定。

 NTTデータが無償提供するのは、複数の保険会社や代理店の間での文書共有にブロックチェーン技術を使った環境(図1)。同環境を利用する企業は、やはり無料の画面生成ツールを使って、自社向けの画面を設計できる。ツールはブラウザから利用でき、表計算ソフトのようなGUI(Graphical User Interface)画面により、システム開発の専門知識がなくても画面を設計できるという。

図1:保険業者が、他社や代理店、金融機関などと情報共有する際に役立つ環境を提供

 保険事業者は日常業務において、他の保険会社や代理店、金融機関などと連絡を取りながら、各社が個別に管理している情報から必要な文書を作成している。ブロックチェーンを使った環境では、従来メールなどに添付して共有していた情報をブロックチェーンで管理することで、関係者は共有すべき情報をいつでも参照できるとしている。