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流通業向けIoTサービス基盤、富士通が発売

DIGITAL X 編集部
2018年2月26日

流通業を対象にしたIoT(モノのインターネット)サービス基盤を富士通が2018年3月から開始する。2018年2月20日に発表した。

 富士通が2018年3月2日から提供するのは、流通業を対象にしたIoT(Internet of Things:モノのインターネット)サービス基盤である「FUJITSU IoT Solution SMAVIA(スマーヴィア)」。業務システムが管理するデータと、センサーで検出したデータをまとめて富士通のAI(人工知能)技術「FUJITSU Human Centric AI Zinrai」で分析することで、各種業務に向けたクラウドサービスの開発を可能にする(図1)。

図1:「FUJITSU IoT Solution SMAVIA」では、業務データと現場環境のデータを統合しAI(人工知能)で解析することで、新たな業務用サービスの開発を可能にする

 SMAVIA上で動作する3種類のサービスも用意する。1つは「FUJITSU IoT Solution SMAVIA 倉庫作業員パフォーマンス」。倉庫管理データに、倉庫作業員の位置や動線のデータを合わせて分析し、客観的に評価した業務効率を算出する。

 2つ目は「FUJITSU IoT Solution SMAVIA店舗在庫探索アシスト」。RFID(ICタグ)を利用して、店舗の在庫を店頭分とバックヤード分に分けて管理する。店員が商品を店頭からバックヤード、あるいはバックヤードから店頭に移動させる際に、携帯端末でICタグを読み取り、商品の移動を把握する。店員が商品を探し出すときは、携帯端末が目的の品に近づくとICタグを読み取って、店員に知らせるといった機能もある。

 最後は「FUJITSU IoT Solution SMAVIA 質問回答アシスト」。店頭に立つ店員の支援機能を提供する。たとえば、客から受けた質問にすぐ答えられない場合に、質問の文章をスマートフォンに入力すると、AIが質問文を解読し、答えを返す。日々の問い合せデータを機械学習することで、客の関心や売れ筋商品の予測、店舗ごとに異なる顧客の傾向を予測。予測に合わせて店頭での商品の陳列場所を変えるなど、店舗運営に役立つ分析結果を提供する。

 SMAVIAの利用料金は月額55万円(税別)から。SMAVIA倉庫作業員パフォーマンスの利用料金は、作業員1人当たり月額3000円(税別)。SMAVIA店舗在庫探索アシストとSMAVIA 質問回答アシストの月額利用料金は個別見積もりで、これらは3月末から提供する予定だ。