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NB-IoTを使ってIoT端末をグローバルに管理するサービス、SAPジャパンが開始

DIGITAL X 編集部
2018年3月26日

セルラーLPWA(Low Power Wide Area)を使ってIoT(Internet of Things:モノのインターネット)端末を管理するクラウドサービスをSAPジャパンが開始した。2018年3月16日に発表した。

 SAPジャパンが提供する「SAP IoT Connect 365」は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)端末と通信回線の管理サービスで、通信状況から、通信コストや通信速度などが監視できる。これまで3G/4Gの携帯無線通信に対応していたが、新たにセルラーLPWAの1種「NB-IoT(Cat.NB1)」に対応した。

 NB-IoTは、LTE(4G)の技術を流用しながら通信モジュールの消費電力を下げた通信方式。そのために通信速度を上り62kビット/秒、下り21kビット/秒にまで下げ、使用する周波数帯域幅も180kHzにまで狭めている。

 SAP IoT Connect 365では、SAPジャパンが提供する専用のSIMカードを利用する。独本社が、世界の主要な携帯電話通信事業者と提携しており、専用SIMカードを装着したIoT端末は、日本国外に持ち出しても提携している通信事業者のサービスエリア内なら通信サービスを利用できる。IoT端末を複数の国に分散させても一括管理できる。