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既存センサーのデータをSigfoxで送信する無線通信ユニット、オプテックスが発売

DIGITAL X 編集部
2018年4月18日

既存のセンサーが計測したデータをサーバーなどに送信するための無線通信ユニットを、センサー類を製造・販売するオプテックスが2018年4月18日に発売した。LPWA(Low Power Wide Area)ネットワークのSigfoxで送信する。従来製品にパルス信号への対応機能を追加した。2018年4月10日に発表した。

 センサー類の製造・販売会社であるオプテックスが発売したのは、無線通信ユニットの「ドライコンタクトコンバーター」(図1)。既存のセンサーに接続し、センサーの計測値をサーバーなどに送信する。IPX5の完全防水構造を採り、屋外でも使用できる。タンクの残量監視や各種メーターの使用量監視、設備の予兆保全、河川などの水位監視といった用途である。

図1:オプテックスが発売した無線通信ユニット「ドライコンタクトコンバーター」

 オプテックスは同名の製品を2017年11月から販売している。今回、パルス信号を発信する機能を追加した。一定時間ごとにセンサーの検出値をパルス信号として発信できる。従来製品は、センサーが変化を検知するごとに「接点信号」を発信する形式だった。

 外部電源で動作する機種も用意した。専用リチウム電池による駆動でも、パルス信号を発信する場合は最長で約10年、接点信号を発する場合は最長で約5年の電池寿命がある。

 ドライコンタクトコンバーターの通信方式は、LPWA(Low Power Wide Area)ネットワークのSigfox(図2)。京セラコミュニケーションシステム(KCCS)が国内主要都市で通信サービスを提供している。

図2:「ドライコンタクトコンバーター」は、接続したセンサーの計測値をSigfoxで送信する

 ドライコンタクトコンバーターの価格はオープンである。