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「教えて!goo」の恋愛相談のようなキャラクター型対話をAIで実現するサービス、NTTレゾナントが提供

DIGITAL X 編集部
2018年4月29日

「教えて!goo」の恋愛相談や旅行提案などの対話型サービスのなかで学習してきたAI(人工知能)エンジンの機能を、「教えて!goo」を展開するNTTレゾナントが外販を始めている。「教えて!goo」同様の対話型サービスの構築が可能になる。2018年4月19日から販売している。

 NTTレゾナントが提供する「goo AI xDesign(グー・エーアイ・クロスデザイン)」は、顧客接点における対話型システムなどを構築するための仕組みと、導入支援サービスからなる。ネット通販サイトにおけるおすすめ商品の提示や、旅行業者の観光プロモーションなどにおいて、自然言語による対話型のインタフェースを実現する(図1)。

図1:NTTレゾナントが持つ膨大なデータを基に、顧客の要望に応じて追加学習データなどを投入して「セミオーダーメイドAI」として提供する

 goo AI xDesignのAI(人工知能)は、NTTレゾナントが独自に開発し、同社のネットサービス「教えて!goo」において恋愛相談や旅先提案などでキャラクター性が高い対話型のインタフェースを実現してきた。教えて!gooなどが持つコンテンツ、およそ3000万件のデータをディープラーニングの技法で分析し、文脈理解の精度を高めてきた。「長文回答生成」などの独自機能を備える。

 導入に当たってはまず、コンサルティングを実施し、顧客が抱える課題の抽出とAI活用の方針を明確にする。コンサルティングの結果に沿って、AIをカスタマイズすることで、その企業に適したキャラクター性を実現する。同時に、追加学習に必要なデータを提示し、そのデータの作成も支援し、「セミオーダーメイドAI」として顧客に提供する。

 NTTレゾナントは、AIが人と違和感なく対話するためには、大量の対話データと文脈理解が必要になるとし、goo AI xDesignのAIは、その点を教えて!gooでの実運用で解消できているとする。