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IoTシステムを構築するためのクラウドサービス、JSOLがAzure上に構築し提供

DIGITAL X 編集部
2018年6月6日

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)システムを構築するためのクラウドサービスを、システムインテグレーターのJSOLが2018年11月から開始する。システム構築に向けたコンサルティングサービスなども用意する。2018年5月29日に発表した。

 JSOLが始める「JSOL IoT Digital Service」は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)システムを構築するための基盤サービス。IoT端末からのデータ収集から、データの蓄積、分析、視覚化までの機能を提供する(図1)。

図1:「JSOL IoT Digital Service」はMicrosoft Azureに構築したIoT基盤を利用して企業のIoTシステム構築と、そのシステムを利用したビジネスの設計を支援する

 すでにファーストユーザーとして、日本アンテナが採用を決めている。同社が新たに手がける「危機管理型水位計」の基盤に利用する。危機管理型水位計は、洪水時のみ水位を観測するサービスである。

 JSOLは、IoT Digital Service上にシステムを構築するためのコンサルティングサービスも用意する。システムニーズを聞き取り、IoTシステムを構築するほか、そのシステムからどのようにして利益を生み出すかまで助言するという。システム構築時には、PoC(Proof of Concept:概念実証)用のシステムを構築し、効果を検証しながら進める。

 さらに「アドバンストサービス」として、IoTシステムを基幹システムと連携させたり、AI(人工知能)や画像/音声認識などを組み合わせてシステムの拡張したりも請け負う。

 JSOL IoT Digital Serviceは、米マイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」上で、IoTシステムの基盤として必要な機能を組み合わせて実現されている。従量課金型で提供する。