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ブロックチェーンでスタンプやポイントを管理するクラウドサービス、富士通が開始

DIGITAL X 編集部
2018年6月22日

商業施設などが発行するスタンプやポイント、それらの使用履歴をブロックチェーン技術で管理するサービスを富士通が2018年度第3四半期から開始する。発行から使用までの履歴や使用者属性などが分析できる。2018年6月6日に発表した。

 富士通が提供するのは「FUJITSU Intelligent Society Solutionブロックチェーンアセットサービス」。商業施設や商店街、観光地などの特定エリアにおいて使用できるポイントやスタンプ、クーポンを電子的に発行し、それらの発行・使用履歴をブロックチェーンに記録して管理する。

 ブロックチェーンに記録したポイントなどの発行・使用履歴を集計することで、総発行量や使用量、使用者の性別などマーケティングに役立つデータを得ることもできる(図1)。

図1:ポイントの発行、使用履歴を集計した結果を表示したところ

 新サービスは、API(Application Programming Interface)の形で提供する。利用者は自身が運営しているシステに、新サービスの機能を容易に組み込める。ブロックチェーンの専門知識も不要だとしている。

 たとえば、商業施設内や観光地などを利用者に回遊させる仕組みが作れる(図1)。顧客層にスマートフォン用アプリケーションを配付し、地域内に置いたQRコードを撮影するばポイントを提供するといったものだ。

図1:ポイントやQRコードを活用することで、利用者が観光地などを回遊する仕組みも作れる

 FUJITSU Intelligent Society Solutionブロックチェーンアセットサービスの利用料金は、初期費用が個別見積もり、月額料金は150万円(税別)からである。