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安川電機、生産現場のエッジ処理用ソフトをIBMのデータ分析サービスに連携
2018年6月29日
安川電機は、生産現場におけるエッジコンピューティング用ソフトウェアを、日本IBMが2018年7月4日から提供を始めるデータ分析のクラウドサービスと連携できるようにした。クラウド側で作成した分析モデルをエッジ側に配信するといった使い方が可能になる。日本IBMが2018年6月12日に発表した。
安川電機が開発・販売する「YASKAWA Cockpit」は、生産現場にあるロボットやサーボなどの稼働データを収集し、可視化・分析するためのつソフトウェア。対象機器の近くで動作するエッジコンピューティング型の製品である。
一方日本IBMは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)データを収集・分析するためのクラウド基盤サービス「CFC(Connected Factory Concerto) analysis platform」を開発し、2018年7月4日から提供を開始する。エッジコンピューティングにも対応し、データ分析モデルを作成・評価したり、その分析モデルをエッジ側に配信したりができる。
安川電機と日本IBMは今回、YASKAWA CockpitとCFC analysis platformを連携させる機能を開発した。CFC analysis platformで作成した分析モデルをYASKAWA Cockpitに配信することで、エッジ側での、よりリアルタイムに近いデータ分析と制御を可能にする。
すでに、ロボット減速機の故障予知モデルなどを作成済みで、実証実験段階を終え、実際の生産現場で稼働しているという。