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車両管理のクラウドサービス「Cariot」、車の到着予測時間の共有を可能に

DIGITAL X 編集部
2018年7月5日

車両の現在位置や燃費などを管理できるクラウドサービス「Cariot」が、車の到着予測時間の共有を可能になった。Cariotを運営するフレクトが2018年6月13日に発表した。

 「Carriot(キャリオット) = Car + IoT」は、車両の現在位置や燃費などを管理するためのクラウドサービス。専用デバイスを車両のOBD2(On Board Diagnosis Second Generation)端子に挿入することで、GPS端末やドライブレコーダーから取得した情報などのリアルタイムな把握を可能にする。

 車両情報は、車両の管理者だけでなく第3者と共有することもできる。「DriveCast」と呼ぶ機能で、車両ごとにURLを発行し、そのURLをメールやソーシャルメディアで共有することで、各種情報へのアクセスが可能になる。荷物の到着を待つ事業者や一般消費者に対し、車の現在位置を知らせるといった利用場面を想定している。

 今回、そのDriveCastに「オンデマンド到着予測」機能を追加した。画面上で対象車両の行き先や目的地までのルートおよび所要時が検索できる(図1)。検索結果は地図に重ねて表示する(図2)。

図1:DriveCastの画面で車両の行き先を選択すれば、到着までの所要時間などを検索できる
図2:検索結果の画面。到着までの所要時間、到着予定時刻、目的地までのルートと距離を表示している

 フレクトは新機能によって、到着予定時刻を伝えることがサービスにつながるコミュニティバスや各種配送、食品宅配などでの利用が増えることを期待する。