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電源不要の「EnOcean」仕様のセンサーデータを送信するためのゲートウェイ、西菱電機が発売

DIGITAL X 編集部
2018年10月4日

「EnOcean」技術により電源が不要なIoT(Internet of Things:モノのインターネット)センサーからのデータをクラウドなどに送信するためのゲートウェイを西菱電機が2018年9月19日に発売した。同日に発表した。

 西菱電機が発売したゲートウェイは、「EnOcean」技術で開発されたセンサーが得たデータを同社が展開するIoT(Internet of Things:モノのインターネット)基盤「Seiryo Business Platform」に3G通信で送るためのもの。EnOceanは、太陽光や振動、ボタンを押す力など、微弱な力で発電して無線通信を実現する技術である。

 ゲートウェイには、標準仕様と産業用とがある(図1)。標準仕様は、マイコンボード「Raspberry Pi 3」をベースに、ゲートウェイ機能を提供するソフトウェアを組み込んだ製品。きょう体は樹脂製で、EnOcean通信機能を持つUSBドングルと3G通信機能を持つUSBドングルを装着して利用する。

図1:西菱電機が発売したEnOceanゲートウェイ。左側は産業用仕様の製品

 産業用は、Raspberry Pi 3を金属製ケースに収めた「BH3」(ビズライト・テクノロジー製)をベースに、独自の電源回路により電源供給を安定させるなどの改良を加えている。

 価格は標準仕様が4万円(税別)、産業用仕様が6万5000円(税別)。