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睡眠中の呼吸や心拍を検知できるマット型センサー、保育サービス用に加賀電子が発売

DIGITAL X 編集部
2018年10月10日

睡眠中の園児の呼吸や心拍の状態を検知するマット型センサーを加賀電子が発売した。ソフトバンクグループのhugmoが提供する保育クラウドサービスに対応し、保育園児の安全対策用途に提供する。2018年9月19日に発表した。

 加賀電子が発売したのは、布団やマットレスの下に敷くマット型センサー(図1)。睡眠中の園児の呼吸や心拍の状態を検知する。

図1:布団やマットレスの下に敷くだけで、睡眠中の園児の呼吸や心拍の状態を検知する

 ソフトバンクグループのhugmoが提供する保育クラウドサービス「hugmo(ハグモー)」の新サービス「hugsafety(ハグセーフティ)」に対応した。マット型センサーで検知したデータを無線LAN経由でhugsafetyに送信する。

 クラウド上のデータは、専用のスマートフォン用アプリ「hugnote(ハグノート)」で一覧できる。異変を検知するとアプリに警告を発し、対応をうながす。

 保育園では園児が午睡する時間を設けている。その間、保育士は安全対策として数分ごとに園児の状態を確認・記録している。マット型センサーを使ったhugsafetyでは、確認・記録の手間を省ける。

 睡眠時などの事故防止に向け厚生労働省は2018年4月から、「保育園等におけるICT化推進等事業(事故防止対策分)」として市区町村経由で補助金を支給している。保育園への監視モニターやベビーセンサーなどの設備導入を促進し、保育士による午睡チェックの補強が目的だ。加賀電子のセンサーとhugsafetyも、この補助金で導入できるという。