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中国にある工場の稼働状況をIoTで可視化するサービス、中国パクテラの日本法人が提供
2018年12月5日
中国で稼働している工場を遠隔管理し、稼働状況を可視化するサービスが始まっている。設備稼働の安定化や不良品率の低減、複数拠点における品質のバラツキの回避などが図れるという。中国のITサービス会社パクテラ・テクノロジーの日本法人が、2018年11月14日に発表し、同日から開始した。
中国パクテラの日本法人、パクテラ・テクノロジー・ジャパンの「Octo IoT」は、同社が開発したIoT(Internet of Things:モノのインターネット)プラットフォーム上で動作し、各種センサーで取得した工場の稼働状況を一元管理するためのサービス。異常監視や故障予測、履歴管理などの機能を持つ。
センサーデータのほか、MES(製造実行システム)やERP(基幹業務システム)、CRM(顧客関係管理)などと連携し、それらが持つデータと組み合わせた管理・可視化を可能にする。生産設備やラインをリアルタイムで監視し、稼働状況や周辺環境のデータをダッシュボード形式で確認できる(図1)。
AI(人工知能)による予測機能も持つ。データ分析により、故障の事前検知や生産効率の向上を支援する(図2)。
同社によれば、Octo IoTは中国で多くの導入実績がある。中国現地法人と連携し、中国にある工場の可視化に向けたコンサルティングサービスも用意する。相談窓口は日本と中国の双方にあり、日本語と中国語で問い合わせができる。
Octo IoTには、中小企業版とエンタープライズ版がある。価格は要問い合わせとしている。