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スマホと連動する電子レジスターをカシオ計算機が発売、クラウドサービスも用意

DIGITAL X 編集部
2019年1月18日

スマートフォンと連携できる電子レジスターをカシオ計算機が2019年1月31日に発売する。スマートフォンのアプリからレジの設定や売り上げを確認できる。仕入れや粗利の管理などを可能にするクラウドサービスも用意する。2019年1月16日に発表した。

 カシオ計算機が2019年1月31日に発売する「SR-S4000」と「SR-C550」は、スマートフォンと連動できる電子レジスター。Bluetooth Low Energy通信により無料のスマートフォン用アプリ「CASIO ECR+」とつながり、同アプリからクラウドに保存されるデータを参照できる。

 たとえば、商品名や売価を変更したり、店舗の売上高を週次・月次・年次単位でグラフ表示したりのほか、テキストや写真を組み合わせた日誌が作成できる(図1)。

図1:無料のスマホアプリ「CASIO ECR+」の画面例。左からメイン画面、売り上げ表示、日誌(いずれも開発中のもので、最終仕様とは異なる場合がある)

 併せて、有料のクラウドサービス「CASIO ECR+プレミアム」を用意する。データの管理・傾向把握のためのダッシュボード機能を提供する。店舗の売り上げ関連情報を、過去との比較や期間別の絞り込み、客数・客単価比較や売れ筋ランキングなどを表示できる(図2)。月次の収支や粗利の推移を示す傾向レポートや、客数・客単価、各種ランキングなども把握できる(図2)。

図2:「CASIO ECR+プレミアム」の画面例。左からダッシュボード、傾向レポート、収支レポート(いずれも開発中のもので、最終仕様とは異なる場合がある)

 SR-S4000とSR-C550の違いはキーボードとプリンタの数。S4000はストロークキーでプリンタが2シート、C550はタッチキーとストロークキーを持ちプリンタは1シートである(写真1)。本体色は白と黒がある。

写真1:「SR-S4000」(左)と「SR-C550」

 いずれも2019年10月1日に施行予定の消費税率変更や軽減税率に対応し、10月1日になると自動的に税率が8%から10%に切り替わり、どの製品が軽減税率適応かをレシートに印字できる。

 SR-S4000/同-C550の価格はオープン。クラウドサービスCASIO ECR+プレミアムの利用料は月額1980円(税別)である。