社有車の管理や安全運転指導などを支援するサービス、デンソーが開発

　デンソーが開発した「フリートオペレーションサービス mobi-Crews」は、社有車を管理するためのクラウドサービス。ドライブレコーダー機能を持つ専用の車載端末を車両に取り付け、車両の運行情報をリアルタイムに収集し可視化する（図1）。ドライブレコーダーを外付けする通信端末も用意する。

図1：「フリートオペレーションサービス mobi-Crews」の概要

　mobi-Crewsには（1）Basic、（2）Safety、（3）Fullの3つのプランがある。Basicプランは、車両管理や安全運転支援などの基本サービスを提供する（図2）。走行距離に応じたメンテナンス管理や、車両単位での予約管理、運行管理簿や運転日報・月報の自動作成ができる。動態管理として登録場所へ到着した際のメール通知や、地図上での動態表示ができる。ドライバーごとに運転を評価したり、ヒヤリ・ハットマップの作成を支援する。燃費による運転評価もできる。

図2：「フリートオペレーションサービス mobi-Crews」でデータ分析の活用例

　Safetyプランは、Basicプランに、ドライブレコーダーを追加するもので、事故発生時などの動画を管理者へ自動で配信する。Fullプランではさらに、シーンごとに運転を分析できるようになる。

　mobi-Crewsは、デンソーセールス（4月1日からデンソーソリューションに社名変更）が販売する。Fullプランと、同プラン用通信型ドライブレコーダー「DN-CDR」は2019年1月11日から先行販売している。BasicとSafetyの両プランで使う車載端末は2月以降に発売する予定である。