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Yahoo!ダイニング、居酒屋6店舗の空席情報をIoTでリアルタイムに一覧表示

DIGITAL X 編集部
2019年1月30日

ヤフーが手がける飲食店予約サービス「Yahoo!ダイニング」は、居酒屋6店舗の空席情報をWebに掲出する実証実験を東京・新宿西口で実施する。IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を使い、居酒屋の各テーブルに設置する人感センサーによって空席情報を取得する。2019年1月22日に発表した。

 ヤフーが実施するのは、飲食店の空席情報をリアルタイムに掲出するための実証実験。東京・新宿西口エリアにある大手居酒屋チェーン6店舗を対象に、2019年1月24日から2019年2月26日まで実施する。

 今回、飲食店予約サービス「Yahoo!ダイニング」内に、特設ページ「新宿限定 今すぐ入れる居酒屋」を開設。6店舗それぞれの店舗情報に加え、リアルタイムな空席情報を「空席あり」「残りわずか」「混雑中(お問い合わせください)」として掲出する(図1)。利用者はエリア内の複数店舗の空席情報を一覧でき、「特定エリアで今すぐ入れる居酒屋」を探せることになる。

図1:「Yahoo!ダイニング」が実証実験中の空席情報の表示例(「Yahoo!ダイニング」のトップページより)

 店舗では、各テーブルに人感センサーを設置する。センサー情報の履歴を基にサーバーで空席情報を計算する(図2)。利用状況などを入力しなくても空席情報を掲出できるため、集客機会の増加が期待できるとしている。

図2:人感センサーを用いた空席情報取得の仕組み

 実験を通じて、店舗への来客数増加の程度を検証。結果を踏まえて、Yahoo!ダイニングへ機能を実装したり、居酒屋以外の飲食店(レストランやカフェなど)への対象を拡大したりを検討するという。

 なお本実験の対象店舗は、「旨唐揚げと居酒メシ ミライザカ」「坐・和民」「ニッポンまぐろ漁業団」「北海道」「北海道シントク町 塚田農場」(いずれも新宿西口店)と「宮崎県日南市 塚田農場」新宿西口郵便局前店の計6店舗である。