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API経由で利用できる映像処理のクラウドサービス、ねこじゃらしとモルフォが提供開始
2019年2月8日
映像処理のクラウドサービスを、クリエイティブ業界向けクラウドサービスを展開する、ねこじゃらしと画像処理技術を開発するモルフォが共同で開発し、提供を開始した。API(Application Programming Interface)を用意し、他システムに組み込んだ利用ができる。2019年1月30日に発表した。
ねこじゃらしとモルフォが共同開発した「Setaria.cloud(セタリア・クラウド)」は、映像処理のためのクラウドサービス。解像を4K画像に高めたり、フレームレートの変換、ノイズ除去といった映像処理を可能にする。処理結果はリアルタイムにプレビューできる(図1)。
すべての機能をAPI(Application Programing Interface)として公開しており、既存システムやサービスに映像処理機能を組み込める。クラウドストレージ「Amazon S3」を利用しており、ユーザーが使っているAmazon S3との連携もできる。今後は各種のクラウドストレージとの連携や、APIゲートウェイを介した接続、バッチ処理などへの対応を予定する(図2)。
複数機能を同時に処理するワークフロー機能を持つ。設定値や画像処理指示を事前に指定し必要な処理を実施できる(図3)。メディア管理機能を持ち、アップロードした映像やクラウドストレージとの連携を管理できる。ダッシュボード画面では、当月の残り処理時間やダウンロード量、ストレージ状況を確認できる。
Setaria.cloudの利用料金は、月額3万円(税別、以下同様)からの「Basic」、9万円からの「Pro」、24万円からの「Business」の3つのプランがある。それぞれで使用できる時間やストレージ容量、ユーザー数などが異なる。