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JAL、顧客体験に特化した新会社「JALデジタルエクスペリエンス」をNRIと設立

DIGITAL X 編集部
2019年2月27日

日本航空(JAL)は、機内や旅先、日常生活における顧客体験の向上に特化した新会社を野村総合研究所(NRI)と共同で2019年2月4日に設立した。2019年秋に新たな会員組織を創設し新サービスを展開する予定だ。2019年2月4日に発表した。

 日本航空(JAL)と野村総合研究所(NRI)が設立した新会社はJALデジタルエクスペリエンス。機内だけでなく旅先や日常生活においても、顧客1人ひとりに豊かな体験や新たなライフスタイルを提案できるサービスを提供するのが目的だ(図1)。第1弾は、2019年秋の新たな会員組織の創設で、新サービスを展開する。

図1:新会社「JALデジタルエクスペリエンス」が目指すサービスの概要

 顧客ニーズを深く理するために、JALが持つ顧客基盤やサービスと、NRIグループが持つデータ分析やAI(人工知能)などを組み合わせる。旅先や日常生活を対象にした分野では、サービスコンテンツを提供する提携企業とも連携しサービスを企画・提供する。

 JALが2019年1月に設立したコーポレート・ベンチャーキャピタルファンド「Japan Airlines Innovation Fund」とも連携し、JALグループでの新しいサービスプログラムの開発に取り組む。

 JALデジタルエクスペリエンスの資本金は1億4000万円(今後4億7500万円まで増資予定)。JALが51%を、NRIグループ(NRIとブライアリー・アンド・パートナーズ・ジャパン)が49%を出資する。代表取締役にはJALの三須基樹氏とNRIの中村博之氏が就いた。