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電気とガスに加え携帯料金もセットで安く、KDDIが東電EPと組み発売

DIGITAL X 編集部
2019年3月6日

携帯料金と端末代金のセット販売が問題視される中、KDDIはauの利用料と一般家庭の電気/ガス代をセットで安価にする料金プランを発売した。東京電力グループの東京電力エナジーパートナーと提携し、電気とガスの販売代理事業者になり実現した。2019年2月19日に発表した。

 KDDIが発売したのは、auの利用料と家庭の電気代をセットで安くする「auでんき」と、同じくガス代を安くする「東電ガスとくとくガスプラン for au(東電ガス for au)」。東京電力グループの小売事業会社である東京電力エナジーパートナー(東電EP)と提携し、電気とガスの販売代理事業者となることで実現した。関東地域が対象で、ガスは東京ガスのエリアに限定される。東電EPは今後、さまざまな企業との販売提携を進めるとしている。

 auでんきの価格は、東電EPの家庭向けプラン「従量電灯B/C」に相当するが、auの携帯電話などをセットで契約すれば、電気料金の最大5%に相当するWALLETポイントを還元する。電気料金の請求額や想定請求額をスマートフォンやPCで確認したり、家族に共有したりできる専用アプリケーションを提供する。

 東電ガス for auは、東京ガスの「一般料金」より約3%安くするほか、料金適用開始から1年間は毎月のガス料金を5%割り引く。支払い方法などによるさまざまな割引や各種特典を組み合わせることで、たとえばガスを月に40立方メートル利用する顧客の場合、利用開始から1年間で約1万800円相当安くなるという(図1)。

図1:「東電ガス for au」のガス料金の試算例(プレスリリースより)

 対象地域は関東の1都6県で、電気料金プランでは山梨県と静岡県(富士川以東)も対象になる。ガスは東京ガスのエリアに限定される。加入条件は、契約者本人または同居家族がau携帯電話を利用していること。電気料金プランではauひかり(ネット+電話)でも良い。法人契約は対象外である。