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DeNAとSOMPOホールディングスがカーシェアとリースの合弁会社、「0円マイカー」などを提供へ
DeNA(ディー・エヌ・エー)とSOMPOホールディングスは、個人間のカーシェア事業とマイカーリース事業のそれぞれに合弁会社を設立し、2019年4月から、それぞれのサービス事業を運営する。「0円マイカー」など安心・安全で新しい車の利用方法を提案する。2019年2月28日に発表した。
DeNA(ディー・エヌ・エー)とSOMPOホールディングスが合弁で設立するのは、個人間カーシェア事業を手がける「DeNA SOMPO Mobility」と、マイカーリース事業を手がける「DeNA SOMPO Carlife」の2社(図1)。DeNA SOMPO Mobilityは2019年4月から、同Carlifeは2019年6月から、それぞれの事業を開始する。
DeNA SOMPO Mobilityはまず、運営してきた個人間カーシェアサービス「Anyca」を引き継ぎ運営する。加えて、個人間カーシェア専用保険の提供を検討するほか、「0円マイカー」事業を立ち上げる。専用保険は、24時間単位で掛けられる既存の自動車保険よりも、個人間カーシェアに特化した仕組みを考える。
0円マイカーは、同社が所有するレンタカー登録しカーシェア対応機器を装着した車を管理・シェアすれば、駐車場代などの一部費用を除き、一定回数は無料で利用できるサービス。自動車の所有者であれば、レンタカー登録とカーシェア対応機器を装着したうえでカーシェアに供すれば、一定額が支払われる。
まずは、Anycaで蓄積したビッグデータを基に、エリアや車種などのカーシェア需要を分析し、ニーズが高い都市部から期間限定での提供を予定する。実質無料でマイカーを利用できる環境を体験してもらうことで、個人間カーシェアの普及につなげたい考えだ。
一方のDeNA SOMPO Carlifeは、マイカーリース事業を2019年6月に開始する予定だ。提携するマイカーリース商品を利用者へ取り次ぎ、一定期間、定額で所有できるようにする。リースした車をAnycaでカーシェアする仕組みも提案する。
リースとシェアリングの組み合わせにより、マイカーの実質負担を軽減し、誰もが車を持てる社会の実現を目指すとしている。