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KDDIの家庭向けIoTサービス「au HOME」が拡充、フランスベッド製センサー付きマット使う快眠アドバイスも

DIGITAL X 編集部
2019年4月2日

KDDIが家庭向けIoTサービス「au HOME」のサービスや対応機器を拡充している。睡眠状態を可視化し、アドバイスするサービスが、その一例。フランスベッドと共同開発したセンサー付きマットレスを用意し、睡眠環境を測定できるようにした。2019年3月13日に発表した。

 「au HOME」はKDDIが展開する家庭向けIoT(Internet of Things:モノのインターネット)サービスの総称。サービスや対応機器の拡充を図っている。

 その1つが、KDDIと沖縄セルラーが2019年3月15日に開始した睡眠の質を可視化するサービス。フランスベッドと睡眠モニター内蔵のマットレス「ルーパーRP-5000SE」を共同開発し、睡眠アドバイスの精度を高められるようにした(写真1)。

写真1:睡眠モニタリング機能付きマットレス「ルーパーRP-5000SE」(右)とセンサーの「睡眠モニター 01」

 睡眠状態は、「睡眠モニター 01」で測定する。ルーパーRP-5000SEの場合は、寝室内とマットレス内の温湿度を測定するためマルチセンサー01を2個使う。1つはマットレスのポケットに、もう1つはベッドサイドに、それぞれ設置する。

 測定結果は、スマホ用アプリケーション「Real Sleep」で確認できる(図1)。睡眠時間や睡眠ステージ(レム睡眠/浅い睡眠/深い睡眠)、身体の動き、心拍数、呼吸数をグラフで表示する。睡眠データを分析したスコアを表示したり、睡眠データの履歴を日/週単位で表示したりも可能だ(図1)。Real Sleepは、睡眠テクノロジーを手がけるベンチャー企業のニューロスペースと共同開発した。

 睡眠データの分析結果を基に、1人ひとりに合わせた睡眠改善のアドバイスを週1回届ける有料オプションもある。さらに、健康やメンタルヘルス、介護、育児の悩みについて、保健師や管理栄養士などに年3回まで電話相談できるオプションも用意する。専門医の紹介にも対応する。

図1:睡眠状態を可視化できる専用アプリ「Real Sleep」の画面例(左2つ)と睡眠改善アドバイスの画面例

 一方、au HOME専用の機器群「au HOMEデバイス」のラインアップとして、「スマートロック 01」「かんたんボタン 01」「スマート電球 01」「火災報知器アダプタ 01」を2019年3月15日から順次発売している(写真3)。

写真3:「au HOME」に追加された専用デバイス群(上段)と「スマートロック 01」「かんたんボタン 01」「スマート電球 01」の各操作画面例(下段左から)

 スマートロック 01は、スマートフォンから玄関の鍵の解錠/施錠ができるデバイス(図3)。かんたんボタン 01は、押せばスマートフォンに通知するボタンで、別売の赤外線リモコンと組み合わせれば家電の操作ができる。スマート電球 01は、スマホでON/OFFや調光ができる電球、火災報知器アダプタ 01は、自宅の火災警報器に接続しアラームをスマホで受け取るためのデバイスである。