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IoTデバイスを対象にした電子証明書の発行サービス、GMOグローバルサインが提供

DIGITAL X 編集部
2019年4月9日

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)デバイスを対象にした電子証明書をICチップに直接書き込むサービスをGMOグローバルサインが2019年3月15日から開始している。IoTデバイスの真正性を証明できる。2019年3月15日に発表した。

 GMOグローバルサインの「G-Shield」は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)デバイスの真正性を証明する電子証明書(クライアント証明書)の発行サービス。証明書は、IoTデバイスに搭載するICチップに直接書き込む。IoTデバイスのシリアル番号と証明書をひも付けることで、本当に製造元の製品であるかどうかを証明する。

 G-Shieldでは、電子証明書は、ICチップの汎用的なメモリー空間とは物理的に隔離された領域(トラストゾーン)に書き込む。製品出荷の前段階からセキュリティ対策を講じられ、(1)サーバーにアクセスしてくるIoTデバイスの真正性の認証、(2)サーバーとIoTデバイスの通信の暗号化が可能になる。

 GMOグローバルサインはG-Shieldを、ICチップに電子証明書を書き込む技術を持つ中国Big Good Intelligent Systemと共同開発した。台湾の半導体会社Realtek SemiconductorにG-Shieldの技術を提供し、同社での導入に向けた共同研究も開始した。

 すでに複数社での採用が決まっている。IoTスマートホーム製品の販売代理店事業を展開する日栄インテック、中国O-filmグループでスマートホーム製品などを開発・販売するShenzhen Atte Smart Techである。