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非接触で測れるIoT体温計を使う保育園児の検温記録アプリ、ユニファが提供
2019年4月12日
体温を非接触で測れるIoT(Internet of Things:モノのインターネット)対応の体温計を使って、保育園児の検温記録を支援するサービスが登場した。保育士支援システムなどを手掛けるユニファが2019年4月1日から提供している。検温結果は専用アプリを使って保育士が共有できる。2019年4月4日に発表した。
ユニファが2019年4月1日に開始した「ルクミー体温計」は、保育園児の体温管理にIoT(Internet of Things:モノのインターネット)に対応した非接触型の体温計を利用するサービス(写真1)。モバイル端末用の専用アプリケーションを使って園児の体温を自動で記録し、保育士間での共有を可能にする。
IoT体温計は、園児のおでこに向けてボタンを押すだけで2秒で計測する。登園時に手軽に計測できるほか、非接触で肌に直接触れないため、体温計の消毒も不要だ。
体温データは専用アプリに送られ、園児全員分の体温を保育士間でリアルタイムに共有できる。記録の手間が省け、検温と記録の作業が園児1人当たり5秒程度で終わる。測定時間が長い体温計や手書きでの記録で、多数の園児を検温しようとすると相応の時間がかかり、園児から目が離れてしまうという課題がある。
過去の検温結果との照合が可能だ。平熱から1度以上差が出ればアラートを通知する。担任以外の保育士でも園児の体温変化に気付ける。体温の変化はリスト表示する。2019年度内にはグラフ表示にも対応する予定で、一定期間の体温変化を可視化できる。
ユニファは、保育園業務を支援するサービスを展開するITサービス会社。園児の睡眠状態を把握するための「ルクミー午睡チェック」や、保育中の写真を家族と共有する「ルクミーフォト」といったサービスを提供している。