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スマートホーム向けIoTサービス、ヤマダ電機が全直営店で販売

DIGITAL X 編集部
2019年4月16日

ヤマダ電機は、スマートホームに向けたIoT(Internet of Things:モノのインターネット)サービスの販売を全直営店で2019年4月11日に開始した。スマートフォン用アプリケーションを使った家電操作や節電、見守りなどを可能にする。2019年4月11日に発表した。

 ヤマダ電機の「YAMADAスマートホーム」は、一般家庭を対象にしたIoT(Internet of Things:モノのインターネット)のサービス群。家電リモコン、電気使用量の可視化、宅内の見守りなどの機能を提供する(図1)。全直営店で2019年4月11日から取り扱っている。

図1:家庭向けIoTサービス「YAMADAスマートホーム」の利用イメージ

 家電リモコンでは、宅内のエアコンや照明、テレビなどを、外出先や通勤途中にスマートフォン用アプリケーションから操作できる。消し忘れた照明を外出先から消したり、帰宅前にエアコンを点けて室温を事前に調整したりができる。

 電気の使用量は、リアルタイムに確認できる。使用量の測定には、エネルギーIoT機器「エネトーク」(米Encoredの日本法人が提供)を分電盤に取り付け1秒ごとにデータを取得する。データの波形をAI(人工知能)で解析することで電気使用量から主な家電の使用量を推定するとともに、生活パターンを予測することで、事前設定した目標値を達成するための節電アドバイスなどを提供する。

 宅内の子どもや高齢者などの見守りは、温度・湿度・照度・加速度を測るマルチセンサー「エネトークタッチ」を宅内に設置することで、ドアの開閉や温度・湿度の変化などから、家族の帰宅や宅内の異常などを検知し、スマホアプリに通知する。

 ほかに、宅内での異常検知時に専門スタッフが24時間365日駆け付け、インターホンや照明などの周辺状況を基に、家族の在宅/不在や不審者の侵入有無を確認する。水・カギ・ガラスのトラブル時にも駆け付ける。

 オプションで住生活サポート関連サービス「いえまMALL Plus」(家守りホールディングスが提供)も提供する。除菌・消臭や防カビ対策、シロアリ退治などの住宅メンテナンスや、ハウスクリーニング・不要品の買い取りなどである。

 なお、ヤマダ電機グループで戸建て住宅の建設・販売や住宅のリフォーム事業を手掛けるヤマダホームズも、安心・安全な住宅提供に向けて、YAMADAスマートホームを販売する予定である。