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モデル駆動型のアプリ開発・実行環境のMendix、独シーメンスがIoT基盤「MindSphere」上で提供

DIGITAL X 編集部
2019年5月20日

産業用のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)アプリケーションをモデル駆動型で開発・実行できる環境を独シーメンスは、自社のIoT基盤「MindSphere」上で提供する。ソフトウェアエンジニアでなくてもIoTアプリケーションを開発できるとする。2019年4月16日(オランダ時間)に発表した。

 独シーメンスが提供するのは、コードを書かずにモデル駆動型でアプリケーションを開発・実行できる「Mendix」。自社のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)プラットフォーム「MindSphere」上で「Mendix for MindSphere」として利用可能にする。

 Mendixは、シーメンスが2018年8月に買収した製品。プログラムのコードを書かず、業務フローや業務ルール、ドメインモデル、ユーザーインターフェースなどを定義すればアプリケーションが開発できる。「ローコード」や「超高速開発」とも呼ばれる。

 Mendix for MindSphereを使えば、ソフトウェアエンジニアでなく、利用部門の担当者がアプリケーションを開発できるようになるため、開発人材の不足に対処できるとしている。

 Mendixで開発したアプリケーションはMindSphere上でネイティブに動作する。セキュリティやガバナンスを維持するための機能のほか、アプリケーションのテストや配信に必要なオープンAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)とサービス、サポートを開発者に提供する。