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ECでのサブスクリプション事業を可能にするサービス、富士通が追加

DIGITAL X 編集部
2019年7月22日

EC(電子両取引)においてサブスクリプション(継続課金)型での商品販売やサービス提供を可能にするサービスを富士通が2019年7月17日から提供している。受注から契約、請求までの業務を支援する。同日に発表した。

 富士通の「SNAPEC-PF S1/Platform」は、EC(電子両取引)におけるサブスクリプション(継続課金)型ビジネスを可能にするサービス。レンタルやリース販売を手がける全業種を対象に、サブスクによる受注から契約、請求までの業務を支援する。

 利用料金は、月額、年額、初月無料、後払いなど、種々の支払い方法に対応しており、顧客のニーズに合わせて設定できる。ECサイトの利用者自身が、見積もりや申し込み、状況照会などの手続きをECサイト上で実行できるため、早期のサービス提供や業務負荷の軽減が可能になる。顧客ごとの取引状況に応じて情報を提供する「マイページ」や「マイサイト」といった機能も持つ。

 SNAPEC-PF S1/Platformは、同社のEC構築サービス群「SNAPECシリーズ」の1つ。同シリーズの他サービスには、在庫管理/出荷管理が必要な物販商品にも対応したECサイトを構築する「SNAPEC-EX」や、商品のレコメンドや商品検索などの機能を強化する「SNAPEC-FORCE」などがあり、これらと組み合わせることで、オムニチャネル対応や物販商品のサブスクリプションにも対応できるとしている(図1)。

図1:EC構築サービス群「SNAPECシリーズ」の連携により、オムニチャネル対応や物販商品のサブスクリプションにも対応する

 今後は、キャリア決済やQRコード決済などに対応する機能や、ECサイト画面を編集するコンテンツ管理機能を強化していく予定だ。

 SNAPEC-PF S1/Platformの価格は、初期費用が1000万円(税別、以下同)から、月額費用が50万円から。富士通は2021年度末(3月末日)までに10億円の売り上げを目指す。