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工場のIoTデータをプログラミングなしに分析するためのソフトウェア、デンソーウェーブが発売
2019年8月2日
工場のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)データを分析するためのソフトウェアを、FA(ファクトリーオートメーション)機器などを手がけるデンソーウェーブが2019年8月1日に発売した。種々のFA機器から収集したIoTデータを、専門知識やプログラミングなしで分析できるという。同日に発表した。
デンソーウェーブが発売した「Data Analysis」は、工場のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)データを分析するためのソフトウェア。同社のデータ統合コントローラー「IoT Data Server」やデータ統合ソフトウェア「IoT Data Share」に追加して使用する。製造工程単位、製造ライン単位など小規模でのデータ分析ができる。
IoT Data Server/IoT Data Shareは、工場内のFA(ファクトリーオートメーション)機器のメーカーや通信規格を問わずデータを収集できる。そのデータをData Analysisを使えば、データ分析の専門知識がなくてもプログラミングなしに分析できるようになるとしている。分析経過や結果は、可視化ダッシュボード「IoT Data View」に表示できる。
Data Analysisが提供する分析機能は、(1)しきい値を超えた入力データを異常として検出する「上下限値チェック」、(2)特定周波数成分の強度がしきい値を超えた際に異常として検出する「FFT(高速フーリエ変換)」、(3)入力データの平均と範囲の偏りを検出する「XbarR管理図」、(4)状態推移の確認や状態別の割合を算出する「ガントチャート」など9種類(図1)。利用頻度が高い項目を選んだという。
Data Analysisの価格はオープンである。