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電話での問診を自動化するためのプロジェクト、flixyとソフトフロントジャパンが開始
2019年8月7日
医療機関における電話での問診を自動化するためのプロジェクトを、医療・ヘルスケア分野向けサービスを開発するflixyと、コミュニケーション向けサービスを開発するソフトフロントジャパンが開始した。自然言語処理などのAI(人工知能)を使うことで、音声による問診ができるようにする。2019年7月22日に発表した。
医療・ヘルスケア分野向けサービスを開発するflixyと、コミュニケーション向けサービスを開発するソフトフロントジャパンが開始したプロジェクトは、医療機関における電話による問診作業を自動化・無人化するためのサービス提供を目指すもの。「症状は?」「熱は何度ありますか?」といった受診前の定型的なヒアリングを、自然言語対応のAI(人工知能)を用いて音声でできるようにする(図1)。
チャットボットなどを使った問診もあるが、PCやスマートフォンの操作に不慣れな患者にとっては使いづらい。音声認識により、患者のITリテラシーを問わず、電話による事前の問診を自動化できるため、医師や看護師の負担軽減につながる。
flixyは、Web問診システムなどを開発しており、小児科・耳鼻科・内科・皮膚科などの診療科別に問診シナリオコンテンツを保有している。一方のソフトフロントジャパンは、自然言語で会話するためのAIプラットフォーム「commubo」を開発・提供している。今回のプロジェクトでは、両者を組み合わせて実現する。
今後は、問診以外の医療コミュニケーションの課題に対しても、音声AIによるデバイスフリー/ハンズフリーの操作性や即時応答性を適用していく考えだ。