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車両の位置をLPWA通信を使って地図上に表示するサービス、IoTBASEが提供へ

DIGITAL X 編集部
2019年8月8日

営業車や配送車などの位置情報を地図上に表示する車両管理サービスを、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)事業などを手がけるIoTBASEが2019年9月に開始する。車両情報の収集に省電力な通信規格LPWA(Low Power Wide Area)通信を使用することでコストを抑えるという。2019年7月26日に発表した。

 IoTBASEが2019年9月に開始する「ヴィークルマップ」は、法人が使う車両の位置などを地図上に表示する車両管理サービス。各車の現在位置を地図上にリアルタイムに表示したり、直近7日間の移動履歴を確認したりができる(図1)。

図1:「ヴィークルマップ」の画面例。車両の現在位置をリアルタイムに表示したり(左)、各車両のルートを設計したりができる(右)

 車両情報を安価に取得するために、通信規格としてLPWA(Low Power Wide Area)を採用した。

 地図上には、目的地や拠点といった地点情報を登録できるほか、登録した目的地を基に各車両のルートを設計できる(図1の右)。

 特定のエリアに出たり入ったりした際に、ステータスを変更したりメールで通知したりできる「ジオフェンス(仮想的な境界線)」機能により、配送ステータスを管理できる。ステータスは、運転手向けアプリケーションから変更することもできる。

 GPS(全地球測位システム)に基づく車両の位置情報のほかに、温湿度や照度など種々のセンサー情報も表示できる。